ハッピ〜〜〜〜令和!!
気づいたら令和!!GWが仕事忙しすぎて、平成との別れを惜しんだりする余裕一切ナシ!そんな魔のGWも無事終了したので、やっとゲームに打ち込める余裕が出てきました。
てなわけで前回の続き。ストーリー重視の脱出ゲーが目白押し、人気デベロッパー”あそびごころ。”編第2弾です。
核心的なネタバレはしないけど、ざっくりとしたストーリーとか見所は書くから注意!!
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・ひみつきち
おばあちゃんの住む田舎の村に、家族で引っ越してきた主人公の少年。見慣れない田舎の景色にワクワク!だけど一緒に遊ぶ友達がいない…。すると、ケンタ君と名乗る男の子から声をかけられる。
「よう転校生!特別に俺たちの秘密基地に連れてってやるよ!よかったらお前も俺たちの仲間にならないか?ただし、試験に合格できたらな!」
…というわけで、地元の子供達の出す試験に挑んで、彼らの仲間入りを果たそう!というストーリー。
グラフィックが絵本みたいな優しいタッチだよ。絵柄もストーリーもほのぼのほっこり系。章ごとに与えられる試験の内容が、子供っぽくて超可愛い。「でかい魚を連れたら合格」「紙飛行機勝負に勝てたら合格」とか。可愛いっ!私も子供の頃こういう遊びしたかったな~としみじみ思った。
古びたバスを秘密基地にしてるんだけど、小学生の秘密基地にしては設備整いすぎじゃない?本棚まで設置してあるし。やるじゃん?
ミニゲームでは、昔懐かしい野球盤で遊ぶ事が出来るよ。「野球盤で俺に勝ったら、宝物を見せてやるぜ!」って言うからワクワクして挑んだんですよ。で、見せてもらった宝物が『泥団子』っていうね。ピュアネス!!確かにこの歳の子にとっては宝物!!
子供たちのリーダー格ケンタ君 一見ガキ大将なのかと思いきや、一緒に宿題やってくれたり 主人公の成功を喜んでくれたりと、なかなか面倒見のいいお兄ちゃん。そりゃ子分たちも付いてくるわけだわ!
ちなみにケンタ君、スタイルも抜群です。
物語に出てくる『生き物博士』ってあだ名の生き物に詳しい男の子。彼、作中仕事しすぎ。なにかっていうと生き物博士に頼りっぱなし。
この生き物博士って子が、でかい麦藁帽に白タンクトップっていうすげーおじいちゃんな装いなんですよね。そんなファッションセンスの彼だけど、だがしかしモテる。物知りなやつはモテる!!生き物博士子供たちからモテモテ。
あと、なんか序盤で「大きい犬が道を塞いでて怖くて通れないよ!」ってくだりがあったんだけど、かわいすぎたね。ちゃんと子供目線で物語が進んでく。
・遊園地からの脱出
いつもは明かりが灯って賑わってるはずなのに、なぜか真っ暗で誰もいない遊園地『あそびワールド』。各ステージにバラバラになった地図のかけらを集めて、いつもの明るいあそびワールドに戻して、お客さんを迎え入れよう!っていうお話。
あそびワールドのマスコットキャラ、ラッキー視点で物語が進められる。もうさ、マスコットキャラ自らがテーマパークの地図探してるって時点で切なくなるよね。
普段賑わってるはずの遊園地なのに、誰もいない寂しさ。物悲しいエントランス…。はやく地図を集めて明るくわいわい楽しい遊園地に戻してあげたい!ラッキーも寂しいよね!ってめちゃくちゃ感情移入した
ジェットコースターとか観覧車もある結構大規模な遊園地なんだけど、昔懐かしいお化け屋敷とかゲームコーナーもあるよ。ゲームコーナーで遊べるミニゲームは、クリア後におまけとして楽しむことができる。
フードコートもおしゃれだし、かわいいキャラクターのカチューシャまである。活気にあふれてていいじゃありませんか!
遊覧船に乗る演出がすごい好き。夜景綺麗だな〜。
お化け屋敷に入ると無音になる演出が良き。ちょっとゾワっとした。ホラー要素は一切ないから安心してよし!
夜のテーマパークってもの凄い寂しい気分にならない?あ〜もう帰らなきゃ、楽しい1日が終わっちゃう…。みたいな。終始そんなしんみりした気持ちで遊べるよ。
章が進むにつれて色々と分かってくるんだけど、ラストはもう胸がつまりそうになるから。個人的にあそびごころさん製のゲームで一番胸がつまる。悲しすぎ。
・誰もいない街
プロローグが、真っ暗な中『バイタル安定、脈拍異常なし、接続を開始します』みたいなセリフだけのシーンから始まる。そこから急に場面が飛んで、地元の街にポツンとひとり佇む主人公の青年。
なんで誰もいないのか、なんでこんなところに突っ立っているのか…、全く何も思い出せないけど、「今俺がやらなくちゃいけないのは『探すこと』だけだ」つって、手当たり次第に街を捜索していくストーリー。
グラフィックが綺麗よ~~!。きれいな鱗雲。夕日に包まれた街並みもいいね!手書き風の多いあそびごころさんだけど、今回は3D。らしさは半減するけど、何がどこにあるか見やすいね。
物語が進むごとに、この状況に至るまでの経緯とかを徐々に思い出していく。というか徐々にじゃなくて初っ端からいきなり核心に触れてくるから(笑)。ネタバレ早ッ!結末が早々にわかっちゃってるから、後はもうそこに向かって突っ走るのみ!ストーリーは消化不良な点が多々あるけど、空がきれいだしまあ良いか♪
・ななしホテルへようこそ
小学生の遊(ゆう)くんって男の子が主人公。「夏休み終わるのにまだ宿題終わってない…ママに怒られる…家帰りたくない…」。
友達と遊びまくった帰りにそんなことを考えてとぼとぼ歩いていたら、目の前に不思議なホテルが現れた。案内された部屋でうっかり眠ってたら、外はもうすっかり日が落ちていた。慌てて帰ろうとしたら、なんと扉に鍵がかかってて開かない!それどころか、家具たちがひとりでに喋り出す!なんだこのホテルは!!
っていう不思議なホテルからの脱出。
ホテルの内装やBGMがおしゃれ!世界観にどっぷりのめり込める。家具や壁紙なんかが味のある古めかしさで良きですね~。この世界観ならではのギミックが面白い。タンスをくすぐって引き出し開けて道具ゲット!とか。もはや拷問。
内容的にはザ・脱出ゲーなのに、家具たちが喋り相手になってくれるから閉鎖感とか孤独感はあまり感じなかったかも。喋る家具たちひとつひとつのキャラがかわいい。個人的に、ソファーのおじさんと電話機のおじいちゃん?が癒し。
中庭にマーライオン的な噴水があって、そいつが咥えて離さない鍵をゲットするために、強制的に噴水作動させて鍵をむしり取るくだりがあった。遊くん容赦ねえ!
たくさんの家具たちが出てくるんだけど、それらが「早くここから出ないと大変なことになるよ!」って忠告してくる。もしかしてこのホテル、とんでもなく恐ろしいところなんじゃ…って途中戦慄したけど、最後は結構ほっこりと終わってよかった。優しい世界だった。
・ハロウィンホテルからの脱出
ホテル2連チャン!
ホテル主催のハロウィンパーティーに向かうため、仮装のコスチュームを探しながらホテルをめぐるストーリー。主人公の女の子がめちゃくちゃキュート。衣装を見つけてくと、ちょっとずつドレスアップしていく。
かわいい…!!着せ替え人形みたい。
ホテルの内装がお菓子の家みたいでかわいいんだな~!他にもかぼちゃランタンとか魔女とかおばけとかコウモリとか、ハロウィンの小物がたくさん出てくるよ!
そして、このゲームのすっごい好きなところが、鍵がいちいち可愛い!!
ステージごとに行ける部屋がどんどん増えてくタイプのやつだから、新しい部屋に入るための鍵が毎章出てくるんだけど、その鍵のグリップがキャンディみたいなデザイン!しかも鍵穴も同じ色!自分ちの鍵もこれにした―い!!
かわいすぎな!他にもレインボーなやつとかクッキーみたいな鍵もあって、もうほんっと可愛い。
あと、出てくる食べ物がおいしそうなんですわ…!チーズフォンデュにプリンにチョコドームに…。
チョコドーム溶かすと中からクッキーの鍵が出てくる演出。お菓子の中にお菓子のキーアイテム忍ばせるって、天才すぎてこれ考えた人と握手したい。
あと、さっきのななしホテルと違って、こっちはラストが案外ホラーっぽく終わる。それがちょっと衝撃的だった。世にも奇妙な物語だわ。
・cottage
水上の南国っぽいコテージが舞台。
出口のカギをコテージの中から見つけ出し、扉を開けて脱出しましょうと言う、王道脱出ゲー。全部で25ステージあって 基本は同じコテージなんだけど、ステージごとに出入り口が鍵だったりテンキーだったり、脱出のギミックが変わる。部屋の内装もちょっとずつ変わるから、そんなに飽きることはないよ。
3Dグラフィックがきれい!こういうところ一度でいいから泊まってみてーな!
たまにとんでもないギミックが出てきたりして笑う。なぜか部屋にサンドバッグが設置されてたり。どんな状況だ。一回めちゃくちゃ笑ったのが、マウスがなくて操作できないパソコンがあって、なぜかネズミ捕り設置してマウスをゲットするっていうやつ。
それマウス違いや。
単調だけど、難易度超低いからサクサクプレイできるよ!
・霊峰からの脱出
生気を失った山が舞台。まじない師の主人公は、麓の人々に頼まれて、復興させるため山に入っていく。復興の儀式に必要な道具6つ全てを山で探し、儀式を成功させよう。という内容。
グラフィックが綺麗〜。見てて心が洗われるというか、神聖な気分になるね。もののけ姫に出てきそう。途中 山の主とかいう全身白い子供が現れるんだけど、ま〜焦ったね。地縛霊かと思った。でも誰か一人いてくれるおかげで孤独感なくてよかった。怖いじゃん生気を失った山って。
しかし自然の物を使った謎解きって、物理的にやっぱり若干の無理があるんだよね。それはそれで そういうモノとして楽しいんですが。すごい頑張って考えたんだろうな~とか思いながらプレイした。ツッコミどころはあるけど、グラフィックがめちゃくちゃ綺麗だから帳消しさ☆
水中にあるボタンを押すくだりがあったんだけど、ボタン押すと気泡がぷくぷく上がってきて、こだわってるな〜って思いました。
・過去屋台
巷で噂の『後悔している過去に、一度だけ戻してくれる』らしい屋台。過去を変えるか変えないかは自分次第。そんな噂話と過去の後悔を、おでん屋台のオヤジにボヤく人々。するとオヤジが「後悔している過去、変えてみるかい?」と囁き、人々は過去へとタイムリープしていくのであった…!という、これまた世にも奇妙な物語的な脱出ゲーム。過去に戻って色々謎解きして、未来を変えてやろう!オムニバス形式で物語が進んでく、温かめストーリー。
そのキャップのロゴおかしいでしょ(笑)。せめて学校名入れんかい(笑)
ただねぇ…私基本的に『過去を変えてより良い今にする』的なストーリーに若干抵抗がありまして。タラレバが苦手というか。過去のお前の決断が今の全てだろ!!とか思いながらプレイしてました。ちょっと人生イージーモードだよね。『過去に戻って死んだ人を救う』とかならいいんだけどねぇ。「宝くじ当てちゃおう♪」みたいなそんな甘っちょろい考えは許せねえな。
ただ最終章は結構ほろっと来ました。そうそう、タイムリープ能力はこういうことに使わないと!
のどかな民家。一瞬窓の向こう焼け野原かと思った。グラフィックはこざっぱりしてて見やすい。
今気づいたんだけど、これ『ひみつきち』と同じイラストレーターさんじゃないかい? ちょいちょい思ってたんだけど、『あやかし夜市』と『ウセモノターミナル』も一緒っぽいよね。『ななしホテル』と『ハロウィンホテル』と『やすらぎの湯シリーズ』も一緒なイラストじゃない?なに?ホテル縛り?
・姉妹の思い出
主人公のシイナっていう女性と、妹のマイが育ったのどかな町が舞台。シイナは来月からこの町を離れ上京することになった。実家で昼寝してて目を覚ますと、さっきまで一緒にいたマイがいなくなっていた!妹のマイを探しに町へ繰り出そう!というストーリー。
この町の飾らない感じとか、顔なじみのおじさんおばさんや子供たちが温かい。いい町だ〜。
もうね、ほんとこれ終始涙目でうるうるになりながらプレイしたぜ?シイナとマイは本当に仲良し姉妹なんだね…。タイムカプセル掘り起こすくだりは涙なしには見れない。マイは本当にシイナが好きなんだな〜。こんな姉妹憧れるわ。
姉妹が昔遊んだおもちゃなんかが謎解きの道具に使われてるんだけど、それがすげー女の子っぽいのよ。少女漫画とかぬいぐるみとかコンパクトとか。幼少期からこのおもちゃで仲良く遊んでたんだろうな~って連想させられる。
でも来月には家を出ていくわけですから、もう二人はこれまでのように一緒にはいられないわけで…。マイの「さみしい!」って想いが脱出のギミックにも詰まりまくってて、シイナ家出て行き辛いから!って思いました。でも寂しいよね~。途中出てくる姉妹のお母さんも、縁側で姉妹のアルバムとか見てんの。みんなしてヤメテーーーー!!!さみしいじゃんそんなの!!
章の終わりに、シイナと街の人の「マイ見てませんか?」「マイちゃんならさっき〇〇の方で見かけたよ!」みたいなくだりがあるんだけど、いいよねこういうの。昔から姉妹のこと知ってる街の人々がたくさん出てくる。昔ながらの町の感じと言うかね。あったけえわ。
・恋桜のおまじない
高校で"謎解き部"に所属していた、主人公の女の子。卒業の日を迎え、顧問の弥生先生からこんな話を聞く。「卒業式の日にしか解けない謎解きが隠されてるみたいよ。なんでもその謎を解けば、恋が叶うんだって☆」
てなわけで、その謎を解いて主人公の恋を叶えてやろうじゃありませんか!というストーリー。
学校がなんの変哲も無い普通〜の校舎で、大変よろしい。旧校舎の木造感がグゥしびれるね。行けるエリアが、部室、教室、体育館、図書室
、廊下って、結構学校内くまなく巡れるんですよ。すげー学生の頃に戻った気持ちになる。学園モノのゲーム大好きだから、無駄に校舎走り回りたくなっちゃう。喧嘩番長ポータブルとか最高。もはや学園モノって言っていいのかわからないけど☆
エリア開放されるたびに「あ〜…戻りてえ〜…」って思わされるからね。そして学校から飛び出した外の景色が圧巻ですね。画面いっぱい桃色で埋め尽くされそうな桜に圧倒される。春はいいねぇ(しみじみ)。謎解きのギミックも、卒業文集とか図書館の本とか、学校ならではのものを使ったやつが多くて熱い。
声を大にして言いたいのが、結果的に弥生先生が好きってこと☆
・泥棒兄弟とイタズラ少年
とある一家への泥棒を企てる、兄スティーブと弟トニー。しかしいざ侵入してみると、この家の少年による罠が仕掛けられていた!泥棒兄弟を操作して、「金目の物を盗んで、こんな罠解いてとっととずらかるぞ!」みたいなストーリー。
これまで紹介してきたゲーム達とは画風がガラッと変わり、アメコミっぽいイラストとコミカルなストーリー。登場人物がキャラ立ちしまくってて、単発で出すにはもったいないくらい愛着が持てる!
この泥棒兄弟がかなりドジでかわいい!一見すると、『頭のキレるすばしっこい兄&ドジなデカブツ弟』みたいな感じかな~と思いきや、2人とも結構なおっちょこちょいだから(笑)。
イラストがくっきりハッキリしてるから、捜索がしやすくて助かる。そして謎解きが、個人的にあそびごころさんのゲームの中では屈指の満足度!理不尽な謎解きもそんなないし、サクサク進めて大満足のボリューム感だった。
物語が進むと、少年の家族のことや、泥棒兄弟の過去の話なんかが聞けるよ。一家の幸せそうな団らん写真に、「チッ…」な兄スティーブ。少年の日記につづられた毎日に、感情移入する優しい弟トニー。めちゃくちゃ良いキャラなんだよな~。泥棒になる以前の話とか知りたいわ。
ラストはマルチエンディングになってて、個人的にはどっちのエンディングも好きだった!こっちがハッピーエンドかなってルートは、超心温まる演出になってる。みんな幸せになってほしい。
またこのキャラ達どこかで活かしてほしいな~。
というわけで、あそびごころ。編これにて終了~!他にもいろいろプレイしてるんだけど、紹介したいのはザッとここらへんくらいかな。
リリースしてる数も多いし、ふり幅も広いので、あなた好みのゲームがあるはず!そして一貫して難易度がやさしめなのがありがたい。良い意味でストーリーの邪魔をしないというか。
ってこの記事書いてるうちに、前回紹介したウセモノターミナルの続編がリリース!!やってくれましたね~。早速プレイしなくては。あそびごころさんの特徴の1つは、新作のリリースが早いところでもある。そんなに急がなくてもいいのに!って思うくらい次から次へと出てくる。
今後ともお世話になりますm(_ _)m