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無計画に京都旅行してきた

急に京都行きたくなって、一泊二日の弾丸旅行してきた。ホテルだけ事前に決めて、あとの行き先は全くの無計画。家が京都の近くなので、金曜の仕事終わりにそのまま電車に乗って出発!1時間くらいして、着いたのは夜7時。

なにこれーーーーー!?

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大階段のイルミネーション初めて見た!近くにクリスマスツリーもあって、人で賑わってて活気があったよ。カップルや部活終わりの団体が階段に座って談笑してて、青春だな~って思った。

京都駅直結のポルタをふらふらしてたら、強烈なソースの匂いに誘われたので、『錦わらい』っていうお好み焼き屋さんで晩ご飯食べることにした。チェーン店で京都や大阪に何店舗もあるらしい。わらい焼きってのがふわふわ半熟卵のオムそばみたいでおいしかったよ。牡蠣のお好み焼きもでかい牡蠣がゴロゴロ入っててボリュームがすごかった。

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12月やけどわりと気温が高くて暑いくらいだったので、食後にソフトクリーム。京都タワーの麓にある辻利の抹茶ソフト、濃くてうめぇ〜。
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泊まったホテルは、八条東口から少し歩いたところにある、リーガグラン京都。旅人ユーチューバーの人がおすすめしてたらしいので、ここにした。駅近、施設が綺麗、スタッフの対応が良い、お風呂がセパレートで浴室が広い、朝ごはんが美味しい、大浴場あり、などなどクチコミで良い評判が多い。

ホテル到着!

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入り口の重厚感が凄くて、入ってもいいのか一瞬戸惑う。玄関入ってすぐの宇宙空間みたいな長いエスカレーターでフロントへ。

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フロントがすごいいい匂いした!!シトラスとウッディが混ざったようなめちゃくちゃリラックスする香りで、初っ端から癒された!

落ち着いた色味の壁や床に対して、インテリアは鮮やかで目を引くね。デザインのことはなんも分からんけど、差し色の使い方がめちゃくちゃ上品でおしゃれなのは分かる。竹や灯篭や和柄が程よく差し込まれてて、カジュアル和モダンな落ち着く空間。

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屏風や書道のモニュメントも飾られてて、京都来たな~ってワクワク感がぶち上がる。

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ここは多分クリスマス限定の装飾。落ち着いたピンクでまとめられてておしゃれやな~。チョケた写真撮ったり、分かりやすくテンションを上げながらチェックイン。

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お部屋はこんな感じ!差し色の赤と青がかっこよく使われてる!このホテル、全体的に赤色の配色がハンパなくオシャレでした。

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備品にも心くすぐれらる。鉄の急須だったり、小物入れが桐の箱だったり、日本人の私でも嬉しい和風アイテムが盛りだくさん。

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ほうじ茶などいろんなお茶が揃えられてて嬉しい。

部屋備え付けのお風呂も広々ゆったり空間なんだけど、施設内に大浴場もあって、そちらでお風呂を楽しむこともできるよ。この日は金曜だったので、夜9時以降は常に大浴場激込み。翌朝に一人でゆっくり楽しみました。

そして朝ごはんは、3段お重のおばんざい!京野菜のピクルスや湯葉など、嬉しいおかずが少しづつ色んな種類食べられる!ビュッフェもあって、定番の卵やベーコンの他、色んなお漬物も楽しめたよ。鶏むね肉のもろみ和えみたいなやつがおいしかった。

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二日目!朝にホテルでだらだらしながら決めた行き先が、こちら!

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新撰組坂本龍馬など、幕末維新の資料が眠る霊山歴史館!(なぜ今?)

幕末メディアミックスがわりと落ち着いてる今こそ、ゆったり見て回る機会なのでは?とやってきた。午前中だったし、お客さんはあまりいなかったよ。まぁこの理由は後付けで、ここに来た本当の理由が、私のトラウマ克服チャレンジ。というのも、2004年の大河で世の中が新撰組ブームだった時に、家族で新撰組ゆかりの地を巡るツアーに参加したことがあって、その中でここ霊山歴史館にもやってきたんだよね。歴史館の展示品に池田屋事件の再現ジオラマがあって、その血みどろの光景が当時小学校低学年だった私にとって結構ショッキングで、しばらく気分が悪くなったという事がありまして。というわけで、怖いもの見たさでトラウマリベンジ!幕末維新の再勉強も兼ねて!

入っていきなり、坂本龍馬の暗殺に使われたとされる刀や、土方歳三近藤勇の所要刀などが展示されてた。刃こぼれの跡があったり、グリップ部分に手の油が残ってたり、生々しくて怖ーーーーい!!!実在した証がちゃんと刻まれているーー!

龍馬がお姉さん宛てに書いた自慢げな手紙が紹介されてて、人間味があって親近感がわいた。一番面白かったのが、「俺はなかなか死にません。金タマ打ちつけて死ぬやつもいるのに…」みたいな手紙。いつの時代でも金タマは命取りだったんだね!

そして問題の池田屋事件ジオラマに、20年ぶりのご対面。苦しそうにもがく志士たちや、迫真の表情で乗り込む新撰組の姿が!ミニチュアなのに力強い造形で、すごい迫力!殺戮の様子は普通に恐ろしいけどね。近くにあった坂本龍馬が殺される瞬間のジオラマも、まさに刀が頭蓋骨にめり込む瞬間で結構怖かった。たくさんのぶつかり合いがあって現代があるんだね!

子供の頃は何が何だか分からなからずにただ怖がってたけど、今は事件のいきさつに、隊士の名前や活躍など、解説と照らし合わせて楽しむことが出来た。過去のトラウマが良い思い出に塗り替えられてよかった~!

池田屋事件が解決したと思ったら、今度は坂本龍馬のシリコンゴム造形にビビりすぎた。目に入った瞬間あまりのリアリティに飛び上がっちゃった。

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これ。パンフに載ってた。肌質や小じわや血管や体毛など、生きてるんじゃないかと思えるほどの凄まじいリアリティ。あんまりまじまじ見たら睨まれそうで、なぜか遠慮がちに眺めちゃう。そんでこの生々しさなのに、ガラスに閉じ込められている光景がまた不気味。

幕末の男性の平均身長が158センチにくらいだったらしいから、坂本龍馬の172センチはかなり大男なんだね!新撰組の隊士も当時にしては高身長が多かったらしく、そんな団体が街を練り歩きながら治安維持に目を光らせてたら迫力ありそうだわ。

他にも幕末意志たちや徳川幕府に関する資料や遺品が展示してあって、とても楽しめました!歴史観の近くには坂本龍馬中岡慎太郎桂小五郎をはじめ、殉職した幕末志士たちの眠るお墓がある。たくさんの犠牲があって日本が発展してきたんだなって思った。

歴史館に来てから新選組にプチハマりしまして、関連の書籍買ったりしてる。もう一度幕末の歴史勉強し直そうかな!

 

霊山歴史館を出ると二年坂や三年坂が近いので、特に目的なくだらだらとお散歩。歩けないほどではなっかたけど、人が多い!アジア系の外国人がめちゃくちゃ多くて、聞こえてくる声がほぼ中国語or韓国語。

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空が笑えるくらいの曇天だけど、なんとか雨は回避できたよ。ギリギリで保ってくれてよかった。
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八坂神社や八坂の塔も観たよ。紅葉だったらもっと見ごたえがあったんだろうけど、さすがにその時期に行く勇気はなかった。
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せっかく近くに来たんやし、清水寺も寄っといた。ここは凄まじく大混雑。少し歩きにくいくらい。着物で散策してるカップルや外国人が大勢いて、つい注目しちゃう。どの着物もきれいな色や柄だね~。

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PSP喧嘩番長3で観光に来た清水寺とまんま同じ光景じゃ~ん!(聖地巡礼?)

何回見ても、宙に突き出した本堂がすごい。この高さにお寺を建てた当時の職人さんたちに想いを馳せた。
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で、お昼ごはんは二年坂にあったKYOTO BISTROってとこににふらっと入った。何となくで選んだけど、中に入ってみたら、あれっ…なんかここ雰囲気が違う…。店内には立派な日本庭園の中庭を眺める席なんかが用意されてるし、広々としたライブキッチンで明らかに一般的な飲食店の造りと違うし、客層はほとんど外国人。入る店間違えた…?緊張しながらメニュー表見たら、価格帯はそこまでぶっ飛んでなくて安心した。エグい高いとこ入っちゃったのかとヒヤヒヤした。私は手作り麺のきのこスパゲッティをいただいた。量もガッツリあって、味もおいしくて大満足でした。
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店内の様子を見てたら、このビストロと繋がってる謎の建物から、続々とお金持ちそうな人々がやってくる。恐る恐る調べたら、このお店、パークハイアットっていう高級ホテルに併設してるビストロらしく、ホテル1部屋のお値段が50万とかするのもあるらしい。50万!!!?お金持ちそうな人々は、そのホテルに泊まってるゲストさんだったのね!そのこと考えると、このビストロ結構カジュアルで賑やか!最初こそちょっと緊張したけど、スタッフさんが朗らかでだんだんリラックスしてきたし、ホテルのこと考えると全然敷居が高くないし、価格もめちゃくちゃ良心的!偶然だったけど、こんないいビストロ入れちゃってラッキーだわ!

帰りにタクシーの運ちゃんに聞いたんやけど、このホテルに泊まる外国人には、1000万とか使ってスイートルームに何連泊もする人いるんだってさ。ひぇ~~スケールが違う!幕末志士たち、山の上からこの光景見えてますか~!

…という感じの京都旅行でした!2日間で歴史を学んで、賑わってる場所を観て、おいしいご飯を食べてと、無計画で行ったけどめちゃくちゃ楽しめた旅行でした~!次は広島や九州、四国など、さらに西の方に遊び来行ってみたいな。