好きな脱出ゲームアプリをひたすら語らうのコーナー。
脱出ゲーム紹介記事は今回で第5弾です。このまま全部語りつくしてたら10とかまで行っちゃいそうなんだけど、イイ感じの終わり時が分からないので、多分今後もマイペースに続けていきます。
というわけで今回は、第4弾に引き続き『jammsworks』さんの作品を語らっていきます!
前の記事はこちら。
前回は初期~中期の作品を紹介したので、今回はここ2年くらいの中期~最近にかけてリリースされた作品を語らっていきます。(初期とか中期とかってのは私が勝手に言ってるだけで、ご本家様はリリース時期で作品区切ったりは一切されてないよ)
で、そのたった数年の間に、jammsworksさん凄まじい進化遂げてるから…。中期~最近の『~』の間に3段階飛び級並みにレベルアップしてるので、その急激な発展の様子もとくとご覧あれ。
てなわけで、以下から感想。核心的なネタバレには触れんようにするけど、見所とかはバンバン書いてくから注意。
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・Dinner
白とピンクでカラーが統一された、洗練されたデザインのレストランが舞台。訪れるお客さんはやたらリアルな動物たちという、かわいらしさとシュールさが織り交ざった奇妙な世界観。jammsworksさんの真骨頂をぶつけられたような作品。
天井の照明の配置がすごいんですが。 コード付きシーリングライトをド真ん中に付けるしか能がない私、天井のデザインだけで格の違いを見せつけられる。
jammsworksさんの作品、ウサギが頻繁に登場します。作品のテーマに合わせた仮装をしてたりするので、そちらにも注目。今回はフォーマルに蝶ネクタイきめてる。
人間の登場人物がやたらリアルで戸惑う。コックさんはデフォルメちっくなのに、なぜSPはこんなにもリアルなのか。しかもなんか見覚えある顔なんですが…。北野た○し…?
・Marin Blue
白を基調としたシンプルな室内に、海の青やカラフルなサンゴが映える、爽やか空間!『海の底の結婚式場』っていう舞台が最高すぎん?なんでそんな心躍る設定を思いつくんだろう…?
セクシーギャルが、なぜか頭だけはちゃんと潜水スタイルなの良いよね。jammsworksさんがたまにやる『顔が見えそうで見えない』っていうやつがほんと大好きで…。こういうちょっと得体の知れないやつらに囲まれてる感じとかドツボなんよな~。ていうか潜水ヘルメットっていうアイテムにロマンを感じます。フジツボだらけの古いやつとかインテリアとして欲しい。
他の作品に比べて、大掛かりなギミックが多い印象で、画面が大きく動くワクワク感が楽しかったです。電光掲示板を使った仕掛けとか、フゥ~~~~~↑↑↑!!!!( ☝ ՞ਊ ՞) ☝でした。あと、火を起こす仕掛けも面白かった。ファンタジーワールドでしか起こり得ない現象なので、他の脱出ゲームにはない興奮が味わえます。
・Otsukimi
こちらも、重厚な雰囲気に相反して、なかなかツッコミどころの多い作品。
脱出の舞台は、赤壁の武家住宅みたいな なんかすごい金持ちの住んでそうな立派な家屋なんだけど、空に浮いてるような謎空間に建てられてて、ため息出るほどの圧巻の世界観。どの作品見ても、作り込まれてんな~って感心させられる。この毎回新鮮なオリジナルの世界観、一体どこからインスパイアされてくるん?
ふすまが花札の絵柄になってて、それが『シャッシャッシャッシャ!!』って順に開いていく演出に感動した。
映像がまたきれいなんじゃ…。畳の目とかまで数えられそうなほど、グラフィックが細かい。映像のきれいさは毎回言ってますが、何回行っても言い足りんね。
超場違いなカラーコーンとか、卓球台とか、なんかそういう謎の設置物があちこちに点在してて、いちいちツボ。せっかくの素晴らしい世界観を、自らぶち壊しに行く猛者 ~jammsworks~…
で、極めつけは、まさかまさかの来訪者。『OBON』でのあの衝撃が蘇る。こちらも是非自分の目で確かめていただきたい。
あと、餅つきのシーンね。爆笑しました。一瞬アプリバグったのかと思った。
・school
『Otsukimi』『OBON』と並んで、屈指のツッコミどころを誇る作品。前回紹介した『HOME ROOM』とは、同じ教室モノ(教室モノ?)だけど、仕掛けも雰囲気もガラッと違ってて新鮮です。
キャラクターの髪色だったり名前だったり、今回はメルヘンな世界観なのかな?と思ったら…、
コンクリートジャングルのど真ん中にあった。めちゃくちゃ高層ビル立ち並んでるじゃん。『HOMEROOM』で登場した群馬県立高校はなぜか山岳地帯に建ってましたが、こちらは真逆の大都会。立地が極端すぎる。
で、隣の教室移動すると…、
なにやってんの…?
マジで何やってんだ。
で、先生がフライドポテト片手に教壇に立ってるから、ぶんどってやろうとしたんですよ。しかしいくらタップしても取り上げられない……!!チョークとすり替えようとしても、頑なに離さない…!よこせ!!
空腹でぶっ倒れてる生徒がいたので、そいつに取り上げたポテトをプレゼントしてやるのかな?って思ってたら、結果全然違いました。ポテト食いながら授業してるただのダメ教師だった。
あと、毎度おなじみの粋な遊び心に痺れますね。アイテムを使う前のワンクッションだったり、地味だけど心躍る演出が盛りだくさんです。
・HANSEL AND GRATEL
ここら辺から、冒頭で言ってた『凄まじい進化』の始まりです。
世界広がりすぎててびっくりしたでしょ?私もびっくりしました。視界が一気に開けて、ハンパねえ解放感です。
ワタクシ一時期脱出ゲーム全く触ってなくて、半年ぶりにダウンロードしてみたらこれだからね。最初ほんとにjammsworksさんの作品なのか怪しんじゃったけど、
この変な顔の馬が登場して、「間違いない」って確信が持てましたね。キリンとかウサギとか馬とか、おなじみの顔はしっかり揃ってる。
最近は童話などをモチーフにした、ストーリー要素強めの作品を多く出してて、原典知ってるとより楽しめるものばかり! 原作のストーリーをなぞってはいるけど、オリジナルの展開多めで、以前からのjammsworksさんの雰囲気はそのままです。相変わらずシュールで、ややブラックなユーモアがふんだんに盛り込まれてる。魔女を退治するシーンなんかはまあまあ不謹慎で笑いました。でも原作はもっと残酷なんですが(笑)。
最近の作品でよく見かける、『赤ペンキのギミック』。あれやりすぎてるせいで、日常生活で道路標識見かけると脳が反応してしまうんですが。引き出しにポツンとあるハサミとかは以前から反応してたけど、道路標識は完全にjammsworksさんのせいです。あとダンベル&ペダル式ごみ箱とか、風船&像とか。だんだんjammsworks脳になってきている。
今紹介したヘンゼルとグレーテルですでに驚いてるのに、そっからさらに進化してて度肝を抜かれた作品。
今回から、お部屋編&ネバーランド編と二部構成になり、ボリュームが今までの倍に。ケータイを傾けると作動する仕掛けが備わったり、フィールドの奥行きもさらに深まったりと、どこまでも広がっていくjammsワールド。グラフィックも全体的にデフォルメっぽくなり、絵本の世界みが増した。
このお部屋編で既にまあまあのボリュームなのに、まださらに用意されているという、大満足な厚み。
『窓の外のティンカーベルをお部屋に入れてあげよう』っていうクリア条件のために、アイテム使って上げ下げ窓を少しずつ開けていくんだけど、途中でアイテム集めが行き詰ったので、スパナで窓ガラスぶち破ろうとしてしまいました。なんかjammsworksさんなら多少の器物破損は許されそうな気がした。
↑の画像、ウエンディとジョンはアニメ映画のビジュアルに寄ってるんだけど、マイケルだけは普通の赤ちゃんで笑いました。旅に出るどころかつかまり立ちも出来なさそう。
ネバーランド編も超濃度濃いです。海賊船・インディアン・人魚の入り江などしっかり登場します。さらに、毎度おなじみだったミニゲームも、パズルやアクション要素も加わり大幅にグレードアップ。しかもちょっと難しく、パズルゲームは何度も行き詰った。単に私がパズル苦手なだけなんですが。
あと、おなじみだったSEにも変化が。アイテムを発見した音とか、道具を新たに錬成した音とか、結構新しくなってて新鮮。でもモノを差し込む時の『ドゥクシッ!』は健在でした。あと私が大好きな『鍵を回す音』も残ってて嬉しかった。
・かぐや姫
こちらはかぐや姫の物語をモチーフにした作品。お恥ずかしながら、かぐや姫のあらすじあまり覚えてなくて、ゲーム中の物語の展開に毎回戸惑いました。それでも全然クリアできるので支障はなかったけど、原作知ってた方が絶対楽しかったなと後で後悔した。
今回は、竹藪編&翁ん家編(多分)の二部構成。竹藪編は、竹のざわざわ揺れる音や、雅楽の美しい音色がすごい心地よい。他にも桜が散ってたり、妖怪や相撲取りが登場したりと、日本の旨みを凝縮したような世界観です。
急に寿司ゲームが始まったのは焦りましたが。ふすま開いたら、突然お寿司のミニゲームがスタート!!しかもまあまあ集中力使う。何回じじいにブチギレられたことか。コツは、お茶の存在を見逃さないこと。
竹やぶで刀構えてるやつ、君誰? ちょっと気になるので誰か確認してください。ぬらりひょんかなんかか?
室内編も超充実の内容。和のアイテム使った仕掛けが盛りだくさんで楽しい。特にお湯を沸かすやつが楽しかった。やかんに入れる水が見つからなくて、池の水汲もうとしたのは記憶に新しい。雨水集めようとしたり。
あと、月からのお迎えの人を使った仕掛け、まさかの発想で拍手しちゃった。ほぼ全ての作品やってると、なんとなく仕掛けのパターンが分かってくるんだけど、これには仰天させられた。私もまだまだjammsworksビギナーだな…と思いました。