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アイドルヲタク、人生初のクラシックコンサートに行く

 

 

 

 クラシック音楽に全く縁のない人生を歩んできた私だけど、何年か前にクラシックを題材にしたゲームをプレイしたことにより、オーケストラに俄然興味が湧いてきたのでした。しばらくは茶の間で充分楽しんでたけど、現場行ってみてぇ〜と徐々に募るこの想い。

これがアイドルとかだったら即現場行ってるんだけど、クラシックコンサートって敷居が高いんじゃないか~とか、推し曲はあるけど推し指揮者とか推し楽団はいないしな~~、とかなんだかんだでかれこれ2.3年は尻込みしてた。

 

そして来たる2020年。ついにクラシックコンサートのチケットを購入。あんだけ腰が重かったのに、なぜ急に決意したかと言うと、

推しができたから(簡潔)

推しに会いに行くため、ついに動く。

 

こちらが推しのネマニャ・ラドゥロヴィッチさん。奇才と称される、ボリビア出身のヴァイオリニスト。

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35秒あたりから始まるヴァイオリンの繊細すぎる音に震える。20秒あたりのピアニストの髪の毛直してあげるところも良い。

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緩急がすごい。ハッピー&優雅な演奏に心惹かれるじゃん。動画サイト漁ってたら彼の動画に流れついて、うっかりファンになっちゃった☆ 女性人気すごいらしい。わかるわ〜。

そんな彼が2月に来日して、主要都市を中心に開かれるコンサートに出演することを知り、これは初コンサートをキメるにはもってこいじゃないか!?てことで行くことを決意。自分から行かないと会えない方だと思ってたのに、まさかこちらに来てくれるとは。

 

服装など最低限のマナーや演奏曲の予習などを軽くして、にわかファンいざ参戦。

 

行ってきたのがこちら。

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指揮は、日本の若きエースと称される山田和樹さん。勉強不足であまり詳しくないんだけど、数々のコンクールで賞を受賞されてる方らしい。このポスターめちゃくちゃカッコいいじゃん…。

演奏は読売日本交響楽団

会場の福井ハーモニーホールは、プロ奏者からもお墨付きの、なんかわからんけど世界的に見てもすごいホールらしいよ。知らんけど。初クラシックコンサートがこの面々と会場って、結構贅沢なんじゃね?

 

 開演時間が近づいてくると、コントラバスとかのデカイ楽器の奏者さんがポツポツ出てきて、音出しの練習を始める。本番前の調整を客に見せるという光景が新鮮すぎる。結構雑談とかもしてて、そんな感じなんだ?(笑) って思いました。こっちわりと緊張してたんだけど、おかげさまでちょっとほぐれた。

で、開演時間となり、ヴァイオリンなどの奏者さん達が一斉に舞台袖から出てくるんだけど、ここめちゃくちゃかっこよかった~~~~~~~~~!!

 

指揮者の山田さんが出てきて、演奏開始。

この日のプログラムは、

1. 花の章 (マーラー)

2. ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 (ハチャトゥリアン)

3. 交響曲 第1番 ニ長調「巨人」 (マーラー)

てな感じ。二長調とか短調とかなんのことやらサッパリなんですけどね。3曲目の「巨人」はクラシックファンからも人気の高い楽曲って山田さんがプレイベントの時言ってたような。

演奏は、すんげー綺麗な音だった。スピーカーやマイク通さない純の生音に感動。良質な音を聴けて耳も大喜びだわ。激しめの演奏の時にヴァイオリンの弓が一斉に動くのが見惚れる。

山田さんの指揮は、後ろ姿だけなのであまり分からず…。いつか推し指揮者ができたらバックシート取ろう。

ただ客席がびっくりするほど静かなので(そういうマナーなんだけど)曲中演奏が止まる箇所なんかは、唾飲み込む時に喉鳴っちゃったらどうしようとかすごいハラハラした。

 

そして2曲目のヴァイオリン協奏曲 ニ短調で、お目当てのネマニャさん登場! 背高いし、スラリと手足長くて抜群のシルエット。かっこよすぎ…。前髪をポンパドールにしてた。イカしたロックなビジュアルなのに、動作は物腰柔らか〜い雰囲気で素敵。

ネマニャさんの演奏はね…クラシックの専門褒め用語皆無で申し訳ないんやけど、ブラボーとしか言いようがありませんね。マジですごかった。ハイスピードでガシガシひいてるのに、滑らかで力強い音でマジで圧倒された。後ろで束ねた長髪を演奏の時に振り乱してて、マジかっけー…(語彙力ナシ)。ちょっと自分の演奏休みになった時に、しょっちゅうハンカチでおでこの汗ぬぐってた。演奏中は基本ずっと色気がすごい!

 

そして演奏終了後、この日一番戸惑った出来事が。

曲終わる→ネマニャさん客席にお辞儀する→山田さんと握手する→コンサートマスター1人1人と握手する、この間ずーーーーーーーーーーーーーーーーーっと80%拍手。拍手がいつまで経っても鳴りやまない。拍手を止めてはいけない。もうずっと80%だからそろそろ手のひら痛い。え、まだ…?まだ!?って思いながら拍手喝采

で、ネマニャさんと山田さん、一旦退場。

アイドルのコンサートだったらこの後、みんな立ちっぱなしで足ガックガクで、すぐ拍手止んで一旦椅子になだれ込むやん。サリバン先生ん家の階段登りきった荒地の魔女のごとく。座って一息ついて、その後パラパラとアンコール起こるのが大体の流れじゃないすか。

クラシックでは、ずーーーーーーっと拍手でアンコールを待ち続けてる。しかもネマニャさんと山田さんなかなか戻ってこないじゃん。

で、2人がステージに再登場。待ってましたと言わんばかりに拍手大きくなる! あれ、待って、ネマニャさんヴァイオリン持ってなくね!?手ぶら!?

でも拍手。ずっと拍手。

ネマニャさんお辞儀します…、で、再び退場。

ええええええーーーーーーーーーーー!!?

なに今の!?

その間もずーーーーーっと拍手。またちょっとすると再びネマニャさん戻ってきて、お辞儀。で、退場。

なにこれ!?

この流れを計4回くらい繰り返します。その間拍手を止めてはならぬ。

3.4回目くらいで、待たされてる楽団の方たちが、バタバタと一斉に足踏みし出す。

なになになに!?もう何が起きてるのかわからんけどとりあえず周りに合わせて拍手。

で、最後はついにヴァイオリンを持って登場。やっと拍手が鳴り止み、お客さんは一斉に聴きの体制に。多分クラシックコンサート界の定型的な流れなんだろうね?このくだりは調べても分かんなかったです。あ〜戸惑った。

 

そしてアンコール曲、パガニーニの24のカプリ―スを奏でます。これがもう~~~~ひっくり返るほどすごかった。超絶テクニックと表現力。お口ポカーンなった。ネマニャの世界に観客全員持ってかれる。

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これにて推しの出番は終了です。あ〜〜素敵だった。海外の方だし、正直 生演奏聴こうだなんてハナから考えずに推してきたんだけど、まさかまさか。ネマニャさんの演奏を生で聴いたよってことがひとつ自分の中で誇りになった。

コンサートはまだまだ続くよ!

 

3曲目は、マーラー交響曲 第1番 ニ長調「巨人」

聴いたことあるフレーズがたびたび出てくるので、聴いててワクワクした。しかしこの曲約53分もあって、クラシック初挑戦の私にはちょっとしんどかった。緩急があって飽きることはなく最後まで集中して聴けたけど、途中腰が痛くなって大変でしたね。腰痛持ちなので。

オーケストラアンコールは、J.S バッハのアリア。誰もが知っている曲。うっとり聴き入る事が出来ました。曲の雰囲気も相まって、すごく贅沢な時間に感じた。

 

以上、人生初クラシックコンサート観戦終了。めちゃくちゃ優雅な時間だったな。普段ガチャガチャした生活してるから、たまにこういうしっとしとした音楽鑑賞すると心がリフレッシュするね!

初め行ってみて、最初に意識してた敷居がどうの〜とかは、いざ会場入ってみると全く感じなかった。子供も全然観に来てたし、服装も別にそこまでバッチリした人もいないし。ここら辺はコンサートの内容でまた違うんだろうけど。

次は緊張せずにもっと気軽に行けそうだなーって思った。