魂の文学的良心

感想とかレポとか日記 

狼ゲ第5章・犠牲になった男

 

 

前回、図書室で一晩を過ごしてしまった主人公。目覚めたら目の前に飯田リンタロウがいて、衝撃のカミングアウトを受け戦慄。

「僕が第二章の狼でした♪」

いつもヘラヘラしてるこいつが、土屋の顔をボッコボコになるまで殴った狼だと!?こういうちょっとサイコパスな軟派キャラって、裏ではとんでもキャラだったりするのが大概なのですが、こいつも例によってえげつない裏の顔を持ってましたね。

それはさておき、朝になったので一旦リビングに集合することに。第5回目の狼ゲームが行われている最中ですし、誰か殺されてないといいけど…。

しかし、

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4人しか集まりませんでした。

小宮チエ不在。

もし殺されてたらヤバイなってことで、みんなで探して回ることに。殺されてた場合、主人公とリンタロウを除いて、神木リツ新村コウの2人のうちどちらかが狼なわけですが。でもリンタロウの「安心して僕は狼じゃないよ♪」を信じていいのかも分からない。もう俺には味方がいません。最愛のミサキちゃんを前章で失ったから。

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うわ~~…。

みんなでうろうろ探してたら、物置の扉が閉まってる事に気づく。

格子の窓の奥に、椅子にだら~っと座ってる小宮チエ発見。

これってもう手遅れなんじゃない?急いでドア開けて小宮チエの安否を確認したいところですが、なんと内側から鍵がかかっているという始末。

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「ちょっと待ってここにきて自殺とか…。」と不安になるメンバー。でも小宮チエの精神状態なら自殺してもおかしくないような気もするんですが。

飯田リンタロウがバールを使ってドアをこじ開けます。非力に見えて案外くそ力。

急いで確認してみましたが…。

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もう手遅れ。

真っ白な灰になった小宮チエの姿がそこに。

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死体の近くには毒薬の瓶遺書が。

「私が狼」だとよ。元から何を考えてるか分からない人だったので、自殺してもおかしくないか…、と思う主人公だが、同時に違和感も感じる。刑事の小島を冤罪で処刑してしまったときと同じような違和感を。

みんなが口々に「自殺じゃ…」と唱える中、主人公は立ち上がる!

同じ過ちはもう繰り返さない!!

それでは捜査パートスタート!

ちなみに狼が自殺した場合でも、その狼を含めた狼裁判を行うらしいよ。

 

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早速死体を調べてみる。小宮チエ爪はボロボロになっていて、しかも扉の内側(室内側)にはひっかき傷。

この時点で他殺で確定です!小宮チエが部屋の中から扉をひっかいたに違いない。

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で、扉の外側(廊下側)には、なにか硬い物があたってできた傷も見つかる。

 これはあれですか、スライド式のドアをつっかえ棒か何かを使って開かなくするやつですか?波平がカツオを閉じ込めておく時に使う手法。物置のドアってそもそもスライド式だったけ。ちょっとここら辺はイマイチ確証が持てませんが、多分そんな感じ。

犯人は外から小宮チエを物置に閉じ込めて、何らかの方法で殺したんでしょうね。

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そして相変わらず鋭い飯田リンタロウ。彼の証言で、多分犯行に使った道具がこの漂白剤とかなんだろうなってことに気づきます「混ぜるな危険」って一章から出続けてますもんね。絶対誰かがどこかで使うと思った。死体の近くにあった毒瓶はフェイクかな?

 

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そしてことあるごとに小宮チエが怪しい言動で隠してきた、怪しい箱。ついにこの箱の解錠に取り掛かります。まとりょーしか人形的な二重構造だったので少々面倒でしたが、こちらも簡単に解錠。よっぽど中身見られたくないんだな。そして中に入っていたのが…。

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黒歴史ポエム!確かにこれは見られたくない。

そこから遺書との筆跡の違い見つけます。意外と達筆。

 

なんとなく武器庫を探してたら、

神木リツ「棚の一番上にはガスマスクなんてあるんだ?高いところにある物は見えない」

新村コウ「ふーん…w」

神木リツ「チビな事馬鹿にしただろ!」

新村コウ「してねーよw」

的なやり取りがあって、この二人ちょっとフラグ立ってない?って思いました。なぜか5章ではこの二人結構行動を共にしてるんですよね。確か歳も近かったはずだし。へー、そういうのいいじゃん?

 

ところで前章までキレッキレに推理していた新村コウですが、第五章では突然捜査の面で役立たずに「自殺なのか…?」てずっと言ってて、おいおいどうした?って思いました。この急激にポンコツに成り下がる感じ、なんか怪しいな…。

 

2人がいなくなったところで改めて武器庫の捜索を開始。

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狼はここの毒瓶を持ち出したようですね。

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そしてここまで気づかなかったのですが、棚の裏に通気口を発見。しかも部屋の構造的に、この通気口は死体発見現場の物置に繋がっていそう

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通気口のフチに、ガムテープの切れ端さらに、通気口付近の床に液体を数滴たらしたような跡もあります。怪しすぎるので蓋を外してみますが、とてもじゃないけど主人公の通れる大きさじゃありません。

 

死体発見現場の物置を再度確認してみると…、

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棚が設置してある個所の床に、不自然にかすったような跡がある。

棚は物がたくさん入ってて重たくて動かせないので、くそ力のリンタロウに手伝ってもらって棚を動かしてみると、予想した通り棚の裏には通気口がありました。

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ここでリンタロウから、部屋の右側の棚ってこんな感じだったっけ?と。

ごめん全然覚えてないんですけど、そうなのでしょうか。

プレイ中は言ってる意味がさっぱり分からなかったのですが、捜査開始直後の物置のスクショを見てみたら…。

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確かに捜査開始直後は右の棚は荷物でいっぱいだった!逆に今動かしたクソ重たかった左の棚は、何も入ってなくてすっからかんだったようです。物置の通気口を隠すため?捜査中に狼が偽装工作したな?

その後なんとなくシャワールームに行ってみたら、さっきまであったはずの洗剤がない!

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狼のやつ、操作しながら着々と証拠を隠していってる。

しかし第5章に来て、主人公の推理力がメキメキと上達してるんですよね。リンタロウの力も借りているとは言え、遺書の筆跡の違い通気口の謎などかなり大きな証拠掴んでるし。大器晩成型主人公ですね。

リンタロウのやつ、味方になった途端本当に助かる右腕的存在になるんですよね。お互い秘密も共有したことですし、より親密になったような気がします。

 

それでは裁判パートスタート!

 

開始早々、ボロボロの爪扉の傷跡筆跡の違を指摘。

「これは狼が自殺に見せかけた、密室トリックだと思うんだ…」

主人公が主人公らしくなってきました。

リンタロウからも「かっこいい~!」とヤジ。


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リンタロウ殺害現場で感じた洗剤の臭い。狼は物置に有毒ガスを充満させ、小宮チエを殺害したと考えてよさそうですね。俺が言いたいこと全部言ってくれるじゃん

 

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どうした新村コウ!そんなに自殺の線で捜査を進めたいんですか!?もう君が狼だって言ってるようなもんじゃないの?

 

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物置には出入り口以外にも、もう一か所出入りする事が出来る場所がありました。それが通気口!しかも通気口は隣の部屋である武器庫と繋がっている。

武器庫の床にこぼれた液体から考えて、狼は

①物置の扉を外から細工して開かないようにする。

②武器庫から通気口を伝って物置に有毒ガスを充満させ小宮チエを殺害。

③殺した後に通気口の中を這いつくばって物置に侵入、カギを内側から閉め密室に。

この流れで殺人を実行したのでしょうね。

さて小宮チエ殺人事件の犯人は…!?

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新村コウを選択したら、思いっきりハズレでした。

だって彼これまでとは打って変わって急に操作から手を引いたし、なによりこんなちょっとややこしい殺り方思いつくのなんて新村コウ以外いないでしょ!?

 

…まさか体が小さいから神木リツとかじゃないでしょうね。

「誰が通気口を出入りできる?」って聞かれてるし、主人公も通れないくらい狭い通気口だったけど。この中で通れそうなのは、体の小さい神木リツです、とか。

そんな安直な答えでいいんですか!?

なんか怪しいからって理由で新村コウを選んだ私が言える立場ではありませんが。

結構入り組んだ殺害方法だったけど、こんな簡単に暴かれてしまっていいんですか!?

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指名したら急にうろたえだす神木リツ

絶望顔ええな…。

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あ、やっぱりスライド式だったんですね(笑)これなら女で力の弱い神木リツでも簡単に扉を塞ぐことができる。

物置のドアを外から塞いだうんぬんがイマイチわかってなかったのでスッとしました。

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物置の通気口の前を塞ぐように設置されていた本棚。殺害前はすっからかんの状態にしておき、女の神木リツでもすんなり移動できるような軽さにしておく。その後、死体が発見されてから、隙を見てその本棚の中を物でいっぱいにして重たい状態にしておいた…。

なかなかリスキーなことしますね。結構大変だってでしょあなたこれ。

左の本棚っていつからすっからかんの状態だったんだろうね?殺害の前にまず左の棚を開けて軽くする作業から取り掛からなくちゃいけないんじゃない?

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でもすっからかんの本棚も、死体発見時はちゃんと通気口の前をぴったりと塞いでたんですよ

「それはどうやるんだよ!通気口の中からじゃ不可能だろ!」とのことなのでその謎を解き明かせ!

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ちゃんと粗を残しておいてくれて助かった。

本棚の足に、ロープを巻き付けたような跡がありました。このロープを握ったまま自分は通気口に入り、器用にロープを引っ張って本棚を通気口の前まで移動させた。後はロープを回収すれば出来上がり!と言うわけですね。

ねー、よく考えたねー。

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ようやくこいつが息を吹き返してきた。

疑ってごめんね!

確かに残された4人中3人ともキレッキレに推理したら、あっという間に狼暴かれてしまいますもんね!新村コウはプレイヤーのために第5章だけアホになってくれたんだよ!

身を挺して犠牲になってくれたんですね!

それに、神木リツが死んだら残るのは全員男になっちゃうし、こういうデスゲーム系のセオリーで考えて「絶対女の子1人は残すだろ」とかそういうのに縛られてしまった感はあるよね私。

ゴメンゴメン!

 

しかしやっぱりどう足掻いても、神木リツ以外通気口に入ることができるやつはこの中にいません。自分の考えたトリックが自分の首を絞めることに。他殺だってバレた時点でもう罪をなすりつける人はいなかったってことですね。無念!

 

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あーーーーーーー!!!!

処刑完了…。

ワニに食べられてしまいました。

正直言葉遣いとかからあんまり好きなキャラじゃなかったんだけど、5章まで一緒にいると多少愛着も沸くもんですね…。ちょっと寂しいです。

 

この殺人の全貌をまとめると、

①物置の扉をつっかえ棒を使って外から封鎖

②武器庫から繋がっている通気口を使い、物置に有毒ガスを充満させ小宮チエを殺害

③通気口を伝って物置に侵入、内側から鍵を閉める

④自分が通気口に入った状態で、空にしておいた本棚にロープを結び付け慎重に引っ張り、通気口の前にぴったりと付けて「物置に通気口がある」という事実を隠す。

⑤捜査中隙を見て空の本棚に物を詰め込み、重たい本棚にする

と言うような感じでした。考えたね~。

小宮チエってそもそもずっと物置に引きこもってたし、狙いやすそうではありました。

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さてついに3人まで減ってしまいました。若い男3人という非常に暑苦しい状態に。

最後の扉が出現「LAST DOOR」と書いてあります。

まだ狼ゲームは続くのでしょうか?3人では狼ゲームは成立しないんじゃ…。となったところ、

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狼デスマッチ!?

ここにきて、シンプルな殺し合い!?

目の前にゴトッと置かれたのは、銃3丁。

「最後に生き残った一人が脱出できる、という斬新なルールです!」

1人一丁ずつ配られ、手に取る主人公…。

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なんでちょっと楽しそうなんだよ。

3枚のカードを並べられ、1枚引くと…、そこには数字の1が書かれていました。この数字の順に「LAST DOOR」を出ていき、銃撃戦をしてもらうらしいよ。こんなんなら最初からまどろっこしい事せずに全員でデスマッチでよかったんじゃないですか!?

というわけで次回、狼デスマッチスタートです~。

 

 

さて今回集めた証拠品の数々を見て考察のコーナー。

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これまで犠牲になった者たちの像がいろんなところに建てられてるんですが、前回処刑されたミサキちゃんの像もありました。

「前を向く勇気がない」

これもユウヤに何か関わってくるのでしょうか?と思いながら別のところを捜索していたところ、

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写真を発見。メガネの女の子ってこれミサキちゃんじゃない!?女の子の輪から外れ、ひとりで暗い顔をしている様子のメガネっ子。何かいじめられていたりと暗い過去が「前を向く勇気がない」ってこの時代の事を指しているのでしょうか?なにかショッキングなことがあるたびに泣いていたりもしたし、精神面で何かあるのでしょうかね…?

関係ないかもだけど、主人公も暗い過去あったよね。

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あと、ピンクドラッグと書かれたリストをまとめたノート。ドラッグってダメなやつじゃないですか?ノートのデザインが目玉がたくさんのショッキングピンクな表紙で、小宮チエの私物っぽいんですよね…。これは完全に言いがかりかもしれませんが。しかも前回「ここを早く出ないとお客さんが…」とか言ってて、引きこもりなのに客商売してるんだって主人公も疑問に思ってたので。

でもこれらの謎も、もしかしたら狼デスマッチ後に明らかにされるんじゃないでしょうか?

 

余談ですが、このゲームってキャラクターグラフィックが腰から上までしかわからないんですよね。遠目で見たシルエットなんかは全体が分かるんだけど。あと裁判で疑惑がかかった人なんかは全体図見ることできます。

で、新村コウのシルエット見てて「靴これどうなってんだ」と思いまして、公式の全身画像を調べてみたんですよ。

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スリッパかよ!!!

絶対靴のほうがいいよ!

どうなってんだお前のファッションセンスは!?