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ロストジャッジメント 11章~最終章感想

こないだ木村さん主演の教場0観てたら、『目を抉る』に『海藤さん』に『復讐』ってワードが出てきて、ジャッジアイズじゃんって思った。

今回はロストジャッジメントの怒涛の終盤を語らっていく!前回がこちら↓↓↓

ciiiars.hatenablog.com

 

以下からガッツリネタバレ有り

 

 

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<前回までのあらすじ>

便利屋・桑名は、高校教師時代に受け持ちクラスで起こったイジメをきっかけに、全国のイジメ加害者を殺害して回る、私刑執行人となっていた。一方、厚労省事務次官楠本玲子は、息子をイジメ自殺に追いやった主犯格を、桑名と共に殺害した過去があった。そんな楠本玲子の弱みを握りたい黒幕によって、桑名は澤陽子殺害の罪を被せられ、公安に追われる立場となってしまう。澤陽子の死の真相を明らかにするため、ター坊は黒幕を追うことに。

…という感じで、まさかの国家の汚職が絡んできてみんなびっくり。公安が敵となると、さすがの桑名も弱気になってた。それほどの組織を操れるなんて、黒幕は一体何者…?

 

<黒幕の目的とは?>

厚労省事務次官楠本玲子に自首を勧めるため、いきなり凸ることにしたター坊。安心と信頼の行動力。ター坊の目論見としては、『楠本玲子が川井殺しを自首する→楠本玲子は失脚し利用価値がなくなることで、黒幕は今回の件から手を引く→警察は真犯人の相馬を逮捕できる』という感じで、こうなればやっと澤先生の死の真相が暴けるってワケ。なるほど、それに楠本玲子が自首すれば、芋ズル式に桑名や江原の犯行も立証できるわけだ。

桑名に「お前はそれ(澤先生のこと)ばかりだ」って言われましたけど、

え、そうだが!!??

ター坊は絵美ちゃんの出来事があってから、真実から目を背けることは絶対できないんですが!?澤先生の死の真相を白日の下にさらし、罰せられるべき人間を正しく罰する。それがター坊の掲げる正義なんです!

そんな澤先生にも落ち度があったと桑名は言いたいようだけど、それなら100歩譲って、敏郎くんイジメを法廷で証言しなかった報復として、江原明弘に殺されるならまだわかる。でもそんなんじゃなくて全くの第三者の介入によるとばっちりだからね?

おっと…( ◠‿◠ ) ド級のイマドキ美男子・杉浦くんご登場で、場がちょっと和みました。前作の警備員に引き続き、今回もカチッとスーツに変装。普段着のスポーツカジュアルとのギャップが良いね。

ター坊の追及の末、川井信也の殺害を認めた楠本玲子。でもやったことが罪だとは思えないとハッキリ言い放つ。「私が殺したのは本当に人だったの?」っていう問いが心にずしっとくる。川井を殺すまでの何年間か、目覚めない充くんを待ちながら、どんな思いで感情を制してきのか想像もつかない…。この話聞くと、川井は殺されるべくして殺されたんじゃないかって思っちゃうわ。

ここの迫真のやり取り、楠本玲子にめちゃくちゃ感情移入しちゃう。

楠本玲子曰く、黒幕である坂東秀美の目的は厚労省の管理する年金』らしい。年金で博打を打ち、日本経済の再生を目標としているんだとか。そのために事務次官の楠本玲子を操れるだけの特大級な弱みが欲しいんだね。これもまた底の見えない闘いになりそうだな。

 

話は変わり…。江原の公訴審にあたって、事前に検察側と打ち合わせすることになったター坊&さおりさん。控訴審で闘うことになる、東京地検尾上松也こと鷹野検事

検察側は公訴に対して焦りがあるだろうから、おそらく鷹野検事にはものすごいプレッシャーがかけられてる。苛立ちを隠さなかったり、プライドばり高で嫌な印象が強いけど、検事としての正義感は強そうな人。

選択肢を間違えると片眉を釣り上げてめちゃくちゃ煽ってくる。ここ本来ならプレイヤーはくっそムカツク(#^ω^)てなるべき場面なんだろうけど、ワタクシこの人の顔がかなり好きなので、お、良い面構えしてるじゃん(^^)で終わる。

で、打ち合わせしてたら、ぬるっと黒幕・坂東秀美登場!まさかこんなに早く相いまみえるとは。ター坊もすぐにこいつがRKを動かす黒幕だと察知し、すかさず詰める!この鋭い観察眼と勘の鋭さがター坊の強み!

ここまで表立ってデカいことやるんだから、敵側にも信念があって、話し合いにもある程度応じてくれるかとばかりと思ってました。しかし実際はター坊の追及をへらへらとかわすし、終いには「踏みつぶす」だとか言われちゃって、こ、こいつ…!あまりのゴリッゴリの悪役っぷりにむしろ気持ちが良いな。

 

<相馬を探れ!>

まったく居所の掴めない相馬に変わって、RKのナンバー2である阿久津の潜入先を暴くことに。てなわけで、さおり姫をメイクアップ!

ここで再びメイクアップできるチャンスだったんだけど、さおりさんの意志を尊重して、結局前回と同様のソンヒメイクでいくことにした。ここのくだり、ター坊が凄くさおりさんの顔色を伺っててめちゃくちゃ面白い。本編でここまでタジタジになるター坊が見られるのはここだけ!

というわけで、ソンヒメイクでキャバクラに潜入!まあまあ危険だけど、一度やると言ったらぜってー曲げないのが我らがさおりさん。賢くて責任感が強くて度胸があって、一生ついていきたくなる。

夜の蝶・さおりさん見参ッ!他のキャバ嬢とバチバチになり、さおりさんも思わずテンションが上がる。さおりさんって実はエキサイティングな展開好きだよね。キャバクラでの頑張りの結果、身分を偽って阿久津の元に潜入できたさおりさん。しかし、さおりさんの正体は既に阿久津に知られていて、空気は一変かなりまずい状況に!でもさおりさんは取り乱さない。

「まずい状況なのは…あなたたちみたいですよ?」

キャーーーッさおりさーーーん!!

宣言通り、颯爽と現れるター坊とヒガシ!そして、俺たちの海藤さん復活!!待ってましたぁーーー!!!

さおりさんの「やっておしまい!」のゴングで勇ましく戦闘開始!この3人組めちゃくちゃノリノリで楽しい。

…てなわけで阿久津をボッコボコにして、RKの目的について尋問。しかし、公安との繋がりなどの肝心な部分はすべて相馬が仕切っていて、阿久津は一切把握していないことが判明。阿久津は本当にただの駒だったってことじゃん。阿久津いわく、相馬はどんな相手の嘘も見抜き、成り行きの先を読む特殊なチカラがあるらしい。いやいやそんな超能力みたいなこと出来るわけがないじゃん…、ね、海藤さん?^^;

と、ここで海藤さんがごくまれに見せる勘の鋭さを発揮。

「相馬は、公安自身じゃないか?」

公安は、極道組織へのスパイに警官を送り込むことがあるそう。そうすると、警察の情報にやたら詳しく、嘘をかぎ分けるのがうまい極道が誕生するらしい。これまでの先読みの能力は、全て事の成り行きを事前に知っていたからでは?そしてRKを作った目的は、自身の下で元極道やチンピラを管理し、治安維持に努めるという公安の仕事だったのでは?

相馬の正体は、公安から送り込まれた潜入捜査官!!

その真実が明かされた途端、潜り込んでいた相馬の手駒によって、阿久津が射殺されてしまう!!お前っ、えええーー!?そんなあっけなく殺されるのかお前ーー!?極悪人だけど付け入る隙のありそうな奴だと思ってたのに!最後には共闘してくれそうって思ってたのにー!

ヒガシ曰く、阿久津は極道時代にかなり気合を入れて頑張ってたけど、結局報われることは無く、しかもその当時からつるんでた相馬は実は裏切り者ときた。なんだかこの最期がめちゃくちゃ可哀想に思えてきた。

その後、相馬の元上司(極道)に会うんだけど、その人から語られる松金の親父の話、心にしみる。義理人情に熱く、身を削って大切な人を守った姿が蘇ってくる。金儲けが下手だったって話も、今となっては親父の不器用な人柄が思い出されて、シブくて良いシーン。そして海藤さんの哀愁たっぷりの背中に、今は亡き親父や松金組への愛が感じられて、少し悲しくなった。

 

<楠本玲子の裏切り>

澤先生の死を知って心が動いたのか、楠本玲子が川井殺害の件で自首を決意!!楠本玲子にとって、澤先生は充くんのお見舞いに最後まで来てくれた、とても思い入れのある人だったよう。澤先生の過去の行いが、こんな形で人の心を動かすことになるなんて!

さすがにこうなったら坂東も手を引くしかないか…と思ったら、なんとここで13年間寝たきりだった充くんが目を覚ます!!

うええええええ―――ッ!!?なんという展開~~~~~~!!!???

楠本玲子に守るものができて、これはかなり状況が変わってくるぞー!とんとん拍子に行きそうな気配だったのに、さすがにそうは問屋が卸さねえ!

 

一方その頃ター坊は、桑名とサシで話すため、浜北公演の港にやってくる。ここに来ると、龍が如く7の親父のシーンとか、ナベさんに負けまくった苦い思い出が蘇ってくる。今回も嫌な予感がするなぁ。

久しぶりに面と向かって桑名と対話。桑名のイジメ加害者に対する持論が語られ、この思いにはター坊もハッキリと共感を口にする。でも、そんな暴走した正義の行き着く先を、ター坊は痛いほど知っている!説得を試みるター坊だけど、桑名の方はすでに逃げ続ける人生に覚悟を決めてる。桑名は過去の過ちから、自分を呪い続けて生きてきたんだね。そしてそんな桑名も、ター坊の過去に自身と似たものを感じていたのか、ついター坊には色々と話しすぎてしまったらしい。同じ十字架を背負いながら、こんなにも正反対な正義を掲げる2人…。

ター坊も桑名の悲痛な叫びが身に染みて分かるから、そんな桑名を「救いたい」んだってさ。うおおおおお!タ〜〜坊~~!!ここまで粘り強く桑名を追う理由が、澤先生のこともあるけど、桑名を救済することでもあったんだ!

これには桑名も、「今後俺をどう説得してくれるのか楽しみだ」ってちょっと嬉しそうだった。あなたの行く末を案じてくれる人がここにいますよー!

そしてそんなタイミングで訪れる、予期せぬ相馬の登場!!船上でRKに追い詰められて、為す術ナシか!?と思ったけど、桑名は事前に仕掛けておいた爆弾を使い、颯爽と逃亡!

おいおいこんなんター坊も死ぬかもしれんやんけ!前作に引き続き、ター坊なにかと爆発に巻き込まれがち。まあ何はともあれ、桑名とター坊は無事に相馬の魔の手から逃げおおせることに成功。相馬ってこういう場面でわりとあっさり引きあげるよね。そこまで手柄に固執してないのか、勝ちを確信してるからゆとりがあるのか…。

そして、相馬に居場所がバレた=楠本玲子が桑名の情報を公安に売った!!

充くんが目を覚ました今、楠本玲子はなにがなんでも捕まるわけにはいかないもんな。するとやっぱり川井殺しの共犯者である桑名を消すしかなくなるんだよな。すなわち、保身のため公安の言いなりになる道を選んだということ…。楠本さんにはそうであってほしくなかった!タクシーで会った時に感じた実直さは、どんな状況下でも失ってほしくなかったよ。

そんな絶望的な状況だけど、チームター坊大集結!

ター坊が熱い仲間たちに背中を預けるシーンが立て続けで、全プレイヤーが痺れたに違いない。鉄爪もすっかりこっち側に馴染んでて癒される。さっきハンピンリューマンがRKに襲撃されてしょぼん(´・ω・`)してた鉄爪、大型犬が凹んでるみたいでかわいかった。NPC要因としてうちにおいでよ!

予想通り、海藤さんとすっかり打ち解けてる鉄爪。この2人、多分魂のカタチが一緒。そんでヒガシが物語中盤から、特に自分に利益があるわけでもないのにずっと手助けしてくれてる。さっきなんて「別にお前のためじゃねーよ///」とか古典的なツンデレしてきて、思わずにっこり笑顔になった。

 

そんな穏やかな時間はそう長くは続かない…。RKの襲撃は止まらず、次は香田さんとあかねが誘拐される。これで2人に何かあったら、澤先生に続くとばっちりの被害者になっちゃう。物語の序盤で学校イジメ問題に触れたけど、そういえばこの2人の関係はまだ解決してなかったので、何が何でも救出して和解させなくては!

久しぶりにNPC4人揃っての共闘!!胸が躍る~~!!今回は+ツクモの援護射撃が加わり、あまりの頼もしさに感涙しかけた。このたま~に揃うのがジャッジシリーズの熱いところ!

そしてここでの戦闘は、仲間の旨みがたっぷり詰まったシーンが目白押しでした!まず、戦闘が始まったら真っ先に女子二人を安全な場所に誘導する海藤さん!流石の男前っぷりに沸きました。そして戦闘後に、めちゃくちゃ優しい笑顔で女子たちの無事を見守るヒガシ!ヒガシのいいとこ全部出てる。 あかねに「イケメン!」と騒がれて、ちょっと気まずそうに佇んでる杉浦くん!女子との絡みをあんま見たことなかったけど、ぐいぐい来る系にはそんな感じなん?

とにかくここの仲間たち、改めて好きだな~と思った。普段は全然気ぃ合わなさそうだしベタベタ仲良くしない4人だけど、共闘となるとこんなにも一致団結できるんだね!ター坊もこの雰囲気が居心地よさそうで嬉しい。

救出後はあかねが香田さんに謝り、一旦この二人の関係性は収まったのかな?その後どうするかは香田さん次第だね。

さて一件落着…と思ったら、まさかの相馬登場!こんな不利な状況にひとりで?毎回予期せぬ場面でぬるっと登場してきて、玉木さんの不気味な演技と相まってめちゃくちゃ怖い。

実は相馬含め黒幕側が、桑名から「川井の死体を暴露する」と脅されているらしい。そうなったらせっかく楠本玲子を駒として手に入れた苦労が、全て水の泡になる。桑名いったいどういうつもり?楠本玲子に裏切られた仕返しか?

相馬は自分の極悪非道な行いを『必要悪』と評して、秩序のために手を汚してやってるんだと自らの行いに酔いしれてた。相馬にとってそれは紛れもない正義で、これはどんな話し合いも通じないぞ…!こういうタイプの人が一番こええ~!

ここのター坊が判断ミスするシーンは結構ヒヤッとした。 澤先生殺しを喜々として語られて、堪忍袋の緒が切れたのかな。ペイント弾で良かったけど、もしかしたらあかね死んでたかもしれんな。これにはあかねへの贖罪の意味も込められてたりするんだろうか。結果的にピンチを乗り越えたことで、香田さんとあかねの距離がちょっとだけ縮まったように見えた。

相馬を叩きのめすのに遠慮は一切いらないことが今回でよ~く分かった。もう千秋先輩の面影は1ミリも残されてないからな?

 

<江原の公訴審開廷!>

公訴審を前にして、ずっと調査員として同行してきたター坊に、さおりさんから正式に依頼が。

「江原の公訴に、八神さんも弁護人としていらしてください」

ター坊、再び法廷に立つ!!

キタこの展開!!前作でもそうだったけど、この法廷復帰シーンは何度見ても胸が躍る!!さおりさんに尋ねられて、ちょっと恥ずかしそうに弁護士バッジを取り出すター坊のシーン、こっちまでむず痒くなっちゃうじゃん!拘置所でター坊とさおりさんがちょっと和むシーン、2人の関係性が良いな~!ター坊の失敗や成長を弁護士という立場で見てきた、ふたりはまさに戦友!

さて迎えた江原の公訴審!

対するは、一筋縄ではいかなさそうな頑固さとプライドの高さを持ち合わせている鷹野検事!これまで長きにわたる調査で得た、さまざまな事実を証言していくター坊&さおりさん。しかし、どれも証拠として不十分なモノばかり。確かにどれも説得力はあるんだけど、事実確認が取れてない。

しかしター坊は、「立証責任は検察の仕事」だと強く主張。…これは熱すぎる。

ター坊のお父さんの遺した言葉で、『検察が人を裁くに足る証拠を揃えたのか、それを見極めるのが弁護士の仕事だ』ってあったんよ。そのスピリットを受け継いで自身の弁護の基盤としている!!!これには源田先生もめちゃくちゃ感激してると思う。

つまり、検察は江原を裁くだけの材料を揃えていない! その後も激しい舌戦が繰り広げられ、引き出しの多さで巧みに相手を追い詰めていくター坊。

ジャッジアイズの時にも言ってるけど、形勢逆転の時に流れるこのBGMが最高。

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ありとあらゆる証拠が通じないので、ター坊は江原の『魂』に揺さぶりをかける。ター坊が満を持して提出したのが、以前桑名に聴かされた『澤先生が敏郎くんイジメの事実を証言した音声』!!

途端に江原が動揺を見せる。この音声が江原にとってどれだけ重要な物か。澤先生も桑名もいない今、敏郎くんイジメを証明できるたったひとつの証拠がこれだ!澤先生も生前、この証言を法廷で出来なかったことをずっと悔いてきたけど、ここでター坊を介してこの事実を世に出すことが出来たんだね。

この音声データの出現で、ついに江原が御子柴殺害を認める。ずっと探していた『凶器』の隠し場所も自供し、これで遂に江原の御子柴殺害が証明できる。ここからの江原の魂の叫びは、悲しくて涙が出てくる。法がいかに無能か語るシーンは過去にもあったけど、法の番人を前にしてぶつける感情は断トツで重たい。江原の行いは罪だし、天国の敏郎くんがこれで喜んでくれるのかはわからないけど、自分を呪ってここまでやってきた江原にはこうするしか道はなかったのかもしれない。その悲痛な胸の内はター坊の心にも届いている。

法もそれを扱う人間も不完全で、それによって救われなかった被害者を浮き彫りにした裁判だった…、最後ター坊が江原の思いに寄り添ってそう発言し、江原の目にも涙が…。ター坊という理解者を得られて、江原の背負った十字架も少し軽くなったんじゃないかと思いたい。

そしてここまで敵対心剥き出しだった鷹野は、途中からは自分達の至らなさを認め、犯罪者だと決めつけていた江原に真正面から向き合っていた。やっぱり真面目で正義感の強い人だった。ター坊の執念が、敵側である検事の心も変えたんだね。

 

<最後の闘い>

ター坊たちの行く手を阻むRKを、異人町の仲間たちが妨害してくれるシーン!ナベさん、ハンピンリューマン、まっつんたち異人町のみんなが集まって、ター坊たちの味方に!「ここは俺たちに任せて早く行け!」のやつやん!!うおおおおおおおお!!!ここめちゃくちゃテンション上がりました!!

仲間の協力で無事にピンチを脱したので、いざ最終決戦の場へ!!桑名によって、楠本玲子の最大の弱みとなる「川井信也の死体」の写真が公開される!!桑名・相馬・ター坊の3勢力が、死体の隠し場所である大倉庫に集合!

そして、相馬率いるRKに立ち向かうのは、前作同様この4人です!!

キタキタキタキタ~!!!!

ひょお~~~~~~~~~~!!!!(☝ ՞ਊ ՞)☝↑↑↑(大興奮)(大歓喜)(大熱狂)

激アツすぎてプレイヤー総立ちのシーンです。

ここからはひたすら敵を倒したりアスレチックしながら、どんどん倉庫の奥へ進んでいく。途中で仲間たちがひとりずつ離脱していっちゃって、「このままター坊ひとりで最終決戦まで行っちゃうんだろうな…(*_*)」と一瞬さみしい思いするんだけど、途中で離脱した3人がちゃんと合流してくれる。しかもフォークリフトぶっ飛ばしながら。

ここめちゃくちゃ嬉しくて発狂した。仲間たちがあまりにも頼もしくて、出来たらハグとかハイタッチとかしたい。でもこのメンバーはそういうの絶対やってくれないから、そこがまた良いッ!

倉庫の最奥で冷凍保存された川井の死体を発見。そして相馬と対峙!さ~ていよいよやってきたぞ~、ター坊がずっとずっと言っていた、澤先生の無念を晴らす時が来た!

相馬戦、開幕!

今回もバッキバキにナイフを使用してくるし、攻撃がめちゃくちゃシャープなので動きが予想しづらい!激しく切り刻まれて、油断してたらあっという間に瀕死の重傷に追い込まれる。結局いつもの弁当ドカ食い戦法で、まあまあな時間をかけてどうにかこうにか勝利しました。戦闘後も見苦しく足掻く相馬だけど、最後はター坊に締め落とされて終了。

相馬を倒し、桑名も合流。ここで桑名の目的が明らかに。川井の死体写真を公開したのは、死体を餌に相馬を引きずり出してとッ捕まえる!そして芋づる式に黒幕も引きずり出し、楠本玲子から手を引かせることあとは川井の死体を抹消してしまえば、楠本玲子が殺しをした証拠は消えてなくなる。

すべては、楠本玲子と充くんを守るためだった。自分がどんなに裏切られようが危険に晒されようが、楠本玲子と充くんをこれ以上苦しめないようにと行動していた…。桑名―――――ッあああああ(T_T)

海藤さんのセリフ「お前ら2人、どっちが正しいかこたえなんてあるのか?」

桑名は大切な人を守るための正義、ター坊は真実から目を逸らさない正義。人の数だけ正義があり、必ずしも幸福や善ではない。話し合いで結論が出ないなら、もう拳でやりあうしかねぇ!!

最終決戦は桑名!!最後は正義vs正義のこたえのない闘い。くぅ~!タイトルの『ロストジャッジメント(失われた審判)』がここにきて響く~!

さて最終決戦に意気込んで挑んだはいいものの、桑名、激強い。

ラスボスだし当然なんだけど、あまりに攻撃がヒットしなくて途中何度も心が折れかけた。弁当を相馬戦でかなり消費してしまってたので、途中回復が間に合わなさそうで焦った。今までで一番長い時間かけて勝利しました。勝てて嬉しいけど、ちょっと複雑。勝っちゃってよかったのかな…。

ボロボロになりながらも攻撃の手を止めない桑名に、涙が止まらん。ここまで味方になったり敵になったりで、ずっと桑名と共に闘ってきたター坊。この2人なら分かち合えることがたくさんあるはずなのに、共に歩むことはこの先決してない。

13年前に充くんを守れなかった時から、ずっと自分を呪い続けて贖罪の日々をおくってきた桑名。最後の楠本玲子の言葉を受けて慟哭したシーン、桑名が背負ったあまりに重たい十字架から、ほんの少し解き放たれた瞬間だったんだろうな…。

闘いが終わった後、「再び闇に潜り、これからも手を汚し続ける」と去っていく桑名。そんな桑名にター坊が言った「桑名とは違うやり方で守りに行く」光と闇、全く違うやり方だけど、救いたいものは2人とも同じ。結局桑名の説得は出来なかったけど、過去に自分が出来なかったことを、ター坊が代わりにやってくれるって聞けて、桑名は頼もしく思ったはず。

最後桑名は逮捕されなかったけど、私個人的にはこれで良かったと思う。桑名は「証拠が残っていないから俺は捕まえられない」って『法の不完全さ』を最後に主張してて、それは殺人を犯したに等しいイジメ加害者が、証拠がないから裁かれない作中の現状と同じで、その歯がゆさを身をもって証明した形になったな…って。今作で色んな正義があったように、ター坊や法の正義が絶対ではないよって示されたような形だね。

もちろん人殺しをした報いとして二度と喜多方悠には戻れないし、これからも重たい十字架を背負い続ける事にはなる。桑名のその後は明言されなかったけど、章タイトルが『夜明け前が一番暗い』だから、今は真っ暗だけど夜明けに向かって歩いていくと信じたい…。

や〜桑名……好きだ〜〜…。飄々とした立ち振る舞いとかポリシーとか生き様とか、素晴らしい良キャラ。ター坊と仲良くなれた未来があるんじゃないかってそればかり考えちゃうな〜。

 

そして、楠本玲子は川井信也殺害を自首。最後は大切な人のため、真実をに向き合う選択をした。「誰にとっても公平」な真実だけど、それを知る権利を奪われてしまった澤先生のためにも、すべてを明るみにする必要がある。ター坊の突き詰めた正義は、これで無事に果たされることができそう!

充くんの希望にあふれた言葉に、涙する楠本玲子…。憎む相手だったとはいえ、殺人という重たいものを抱えて生きてきて、それから解き放たれた安心感もどこかにあるんだろうなぁ。多分この先なにがあろうが、充くんは楠本玲子を支えてくれると思う。

 

相馬が捕まり、黒幕の坂東秀美の元にも検察の手が。鷹野ーッ!!まだ出番は終わっていなかった!組織のしがらみなどを出して脅してくる坂東に、毅然とした態度で応じる鷹野と真冬。楠本玲子の失脚を望むやつらがいたように、坂東サイドの失脚を望む声もたくさんあるってことなんだな。ここでもまた『異物の排除』が絡んでくるのか。

世の秩序を守るため、「自分は必要悪だ」と正義を振りかざす坂東。前作から取り扱われていた『身勝手な正義』が、ここでもいかんなく発揮される。しかし、ター坊たちがあれだけ頑張ったんだから、今度は自分たちが根性を見せる番だ!と決して引かない鷹野。源田先生が言ってたけど、鷹野は「上司だろうが噛みついて成し遂げる」という正義感の持ち主らしい。鷹野検事はこの先まだまだ成長しそう。

 

一方異人町では、まっつんやあかね、香田さんが、街でイジメられていた女の子を救い出していた。香田さんの言った「もっと早く助けてあげられれば良かった」は、ここまで出てきたイジメ被害者たちに、誰しもが一番かけてあげたかった言葉。

かつて加害者側だったまっつんやあかね達、イジメた過去を謝って終わるんじゃなく、次の被害者を生まないために行動に移した!今度は救う側として、成長した生徒たちを見届けられて嬉しい!ター坊が示した「桑名とは違うやり方で守る」という意志は、すでに子供たちの中で生きているんだね!

終わりーーーーーーーーーー!!!!!!

あ〜終わった。めちゃくちゃヘビーな内容だった。ター坊も「スッキリしない」って言ってたし、公式が意図的に白黒つけない終わりにしたんだね。最後までこたえの出せないテーマで色々考えさせられたけど、エンディングのチームター坊のお寿司じゃんけんで心が洗われた!ジャッジシリーズのメンバーやっぱりイイネ!ツクモは寿司たくさん食べろ!今作のMVPは間違いなくツクモだ!準MVPはさおりさんなので、ター坊あとでおいしいお菓子を差し入れしておいてね〜!

今作もジャッジアイズに引き続き、メインストーリー、サブストーリー、ミニゲーム、キャラ、ゲーム性と、めちゃくちゃ質が高くて大大大満足でした!!そしてレギュラーキャラの木村拓哉さんと中尾彬さんはもちろんのこと、他の俳優陣の演技も圧巻だった!

本編に熱中しすぎてユースドラマが全然進んでないので、今度はそっちを楽しんできます〜!